2016年8月21日日曜日

公務員試験への準備part12(人物試験)

記述式の専門試験、政策論文が終わると、二次試験の一日目は終わりです。

二次試験の一日目にハガキくらいの大きさの紙を渡されます。
これは二次試験の"二日目"、人物試験の案内です。

人物試験は公務員の庁舎で行います。

この人物試験は面接です。
民間企業で面接を受けたことがあるならイメージしやすいと思います。
面接官3人に対し、受験者1人の面接です。

面接にあたっては"面接カード"が必要です。

この面接カードは民間企業の就活でいう、"ES(エントリーシート)"です。
ここに書くべき内容は、

1. 学業や職務において力を入れたこと
2. 社会的活動や学生生活において力を入れたこと
3. 日常生活その他において力を入れたこと
4. 志望動機
(希望する官庁)

です。

文字数の指定はないので何字でも構わないのですが、文字は大きめに書くべきです。
小さく書いても悪くはないと思いますが、小さく書くと読む面接官の方も大変です。
面接官の方は休みなく、ほんの数分で面接カードを読み、面接を行います。
内容はざっくり書くほうが心象がよいと思われます。

この面接ではあまり違いが出ないといわれています。

面接は偏差値評価です。
すなわち、すごく上手い人(A判定)、上手い人(B判定)、普通の人(C判定)、許容範囲(D判定)、問題あり(E判定)と分かれています。

"普通"であるC判定は、割合的に最も大きいです。
"問題あり"であるE判定は、ほとんどの人がなりません。
聞いた噂によると、"目の焦点があっていない人"や"常に落ち着きのない人"といった危ない人をはじくためにあるそうです。
これにひっかかることはまずないといってよいでしょう。

すごく上手い人であるA判定は、元営業の人がなる場合が非常に多いといわれています。
このレベルを目指すには、内容を精査するだけではなく人前で話す経験も必要でしょう。
そのような能力、数日では身につかないと思われます。

そのため、最低限のレベルを越えたなら、それ以上の努力はいらないと思われます。
…とはいえ、残りの試験はこれだけなので力を入れるべきですが。

最低限やるべきことは、非常に少ないです。

・面接カードに書いた内容を覚えておくこと
・面接カードに書かれた内容より深く訊かれることを想定する

これくらいです。
民間企業の面接と異なり、この時の面接は非常に簡単です。

基本的に面接カードに沿って訊かれます。
ですが一人当たり15分という面接時間のためか、訊かれることは非常に少ないです。
また情報が面接カードからしかないため、それ以外のことを訊かれることはほとんどありません。

そのため
・面接カードに書いた内容を覚えること
・質問想定集を用意すること
が大切です。

この面接に関しては落ち着いて、訊かれたことに答えることができれば問題ありません。

これで国家公務員総合職試験は終わりです。
これらの情報を役立ててもらえると幸いです。

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