これまで、公務員試験の全体的な流れについて説明してきました。
これから、具体的な試験の内容について書いてゆきます。
戦略を立てて満足しても、実際に対策しなければ意味がありませんからね。
まずは5月の終わりに受ける、基礎能力試験(多肢選択式)です。
一般的には教養試験、と呼ばれているものです。
この試験の特徴は、大きく以下の二つです。
・40問中24問(6割)程度正解がなければ、足切りにあう
どんなに他科目の成績がよくとも、基礎能力試験の点数が悪ければ不合格です。
その足切りのボーダーは、6割といわれています。
この足切りを越えない限り、この先には進めません。
・センター試験よりも非常に難しく、また広い試験範囲
センター試験は、英語、国語、数学、理科(物理、化学、生物)、社会(政治・経済、倫理、現代社会、世界史、日本史、地理)でした。
しかし、基礎能力試験ではセンター試験の科目一式に加えて、数的判断、数的処理、資料解釈が含まれます。
同時に、試験の難易度もセンター試験とは段違いに難しいです。
~具体的な対策~
この試験で満点を取ろうとすることは無謀かつ無意味です。
基礎能力試験(多肢選択式)は配点比率が2/15であるため、最小限の努力で済ませるべきです。
ただし、あまり手を抜きすぎると足切りとなってしまうので、疎かになりすぎてもよくありません。
では、どうすべきか。
24問以上正解できるよう、試験範囲を区切るのです。
まず、試験の問題を必ず入手してください。
これがなければ、個人的には受かりっこない、と思っています。
そして試験を見て、どの分野なら正解できるのか、吟味します。
この作業がとても重要です。
たとえば自分の場合、
数的判断、数的処理、資料解釈は時間をかければ全て解けるとしました(16問)。
数学、物理、化学なら8割解けるとふみました(2問)。
現代文、英語は6割くらい解けるとしました(6問)。
これで24問+5分の1の確率で正解になる、としました。
そのため、自分には解けないであろうとした人文科学、社会科学は勉強したところで効果はゼロだとし、問題を軽く見て適当にマークしました。
その代わり、自分が確実に解ける問題に全て時間を費やしました。
基礎能力試験は、試験範囲が非常に広いため、時間対効果が非常に低いです。
そのため、自分が確実に点を取れる分野を作ることが重要です。
次は、基礎能力試験での分野ごとに、どのような勉強をしたかを書いてゆきます。
0 件のコメント:
コメントを投稿