二次試験の記述式専門試験を終え、非常に長い昼休みを終えると、政策論文試験です。
この政策論文試験は知識を詰めそれを応用して答える、試験とは異なります。
名前の通り、論文を書く試験となっています。
2時間の時間が与えられ、一つのテーマに関してA3の紙に論文を書きます。
普通の小論文を課される試験では、テーマだけを与えられて、文章を書きます。
しかしこの国家公務員試験における政策論文試験では、三つの資料が与えられています。
この三つの資料を読み取って、与えられたテーマに関する論文を書く、という試験になっています。
この政策論文試験で重要なことは、論理的に文章を書く力のみです。
これ、結構重要です。
その与えられたテーマに関する知識はあまり重要ではありません。
自分の意見はもはや邪魔で、思い入れがあろうとも押し込めなければなりません。
なぜならこの政策論文試験で重要なことは、与えられた資料から、論理的に論文を書くことだからです。
この論文試験では、その論理力を見られているといえます。
そのため、この論文試験では大まかに以下の流れで文章を書くことになるかと思います。
1. 資料を読む(英語の資料も含みます)
2. 論文の構成を決める(賛成か、反対かといったことや、どのような情報を書くかなど)
3. 本番の用紙に文章を書く
また、この論文試験では注意書きなどされていないものの、一定量文章を書く必要があります。
具体的にどこまで、ということはできませんが、裏ページまで書ききれば問題ないそうです。
この論文試験、論文なんて対策のしようがない、という理由で知ろうとも知らない人がいます。
求められている力が"論理力"であることを知るだけでも、大きな価値になります。
また、対策する人も比較的少ないです。
一度本番さながらに論文を書いてみるだけでも、他の人と大きく引き離せるのではないでしょうか。
理系にとっては、文章を書くことが苦手かもしれません。
しかし、論理力に関しては負けていないと思います。
これも対策すれば一定のラインは越えられるので、友人に見てもらうなどし、論理的に書けているかなどチェックしてもらうことが大切です。
まとめると、論文試験で重要なことは二つです。
・A3の用紙の裏面まで文章を書く
・資料を用いた論理的な文章を書く
少なくとも、この二つだけは意識して、試験に臨むようにしてください。
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