これが国家公務員総合職試験という全体の、三分の一を占めています。
今回は自分が受けた試験区分と同じ、"工学"であろうとも、ほとんど役に立たないです。
この記述式の専門試験は本当に自分の専門分野のみ、解けばいいからです。
ですので、電気の人は非常に参考にして欲しいです。
他の分野の人は軽く聞き流してください。
この違いはどうしようもないですよね。
問題形式は、ある分野に関する大問が一つ与えられ、その中に小問がいくつかあるような形式です。
すなわち、一つの問題にかける時間が非常に長くなっています。
過去問を完璧に解けるようになったからといって、その年の問題が解けるとは限りません。
同じ電気分野といえども、電気の中で更に専門性が細分化されています。
…これら全てを一応学んではいるので、できる前提ではあるのですが。
どのように問題が出されているのか、毎年の傾向から"ヤマ"を張るのはいいと思います。
ただ、過去問だけを勉強しては意味がありません。
電磁気学、電気回路の分野に限っていうならば、
キルヒホッフ方程式、回路における微分、方程式、共振周波数、ラプラス方程式、トルク、四端子対回路、コンデンサ、真空中における電荷、影像電荷、コイル…などなど、数多くの分野に分かれます。
当たり前の話ではありますが、過去問だけができても意味はないので、広く勉強してください。
この記述式の専門試験では、今までの多肢選択式の試験とは大きく異なる点があります。
それは、成績評価が"偏差値"であることです。
たとえ問題が全然解けなくとも、周りの人も同じく解けなければ、そこまで悪い評価にはならないのです。
他の人より出来がよければ、点数が高くなるのです。
やること、準備することは勉強し一問でも多くことです。
試験当日、できない、と諦めるのは早計です。
できないからといって落ち込むのではなく、少しでも点が稼げるよう、部分点だけでも取りに行く努力が大切です。
また、この試験は記述式です。
解答が間違っていたとしても、部分点がもらえる可能性があります。
解答欄を"できない"といって白紙にするのではなく、公式など、足がかりとなるような記述ができるのであれば、必ず書いてください。
…と、ここまでは全体に対して言えることを書きました。
ここからは電気の人限定になると思うので、どうでもいいと思える人は読み飛ばしてください。
自分が選択した科目は、
・電磁気学、電気回路
・電子工学
の二科目です。
使った参考書は以下です。
この参考書はおなじみの国家公務員試験対策の参考書です。
これでは試験問題のような大問がないので、加えて大学での参考書を使いました。
これに加え、大学での試験も解き直しました。
教科書の内容全てを勉強はしていません。
過去問を分析し、出そうな分野を勉強しただけです。
特に電子工学では、問題になりそうにない分野についても多く書かれています。
一ヶ月の猶予があるとはいえ、その間全力で駆け抜けることは辛いです。
であれば、過去問を分析し、どの分野から問題が出題されそうかを大まかに予測して、多少は範囲を区切って勉強してください。
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