試験範囲は非常に広く、センター試験より難しく、かつ出題範囲が広いものとなっています。
いくら時間に余裕があり、勉強する意欲があろうとも、それら全てに手をつけようとすることは得策とはいえません。
であれば、全体を見据え、何にどれだけの比重をかけて勉強すれば効率が良いか、考えるべきです。
前回、公務員試験の概略をみせました。
http://www.jinji.go.jp/saiyo/siken/sougounavi.pdf
この表には、配点比率がかかれています。
基礎能力試験(多肢選択式):2/15
専門試験(多肢選択式):3/15
専門試験(記述式):5/15
政策論文試験:2/15
人物試験:3/15
この表から、
最も重要なのは配点比率が5/15と最も高い専門試験(記述式)
であると分かります。
しかも専門試験なので、専門試験(記述式)だけに留まらず、配点比率3/15と高めな専門試験(多肢選択式)にも役立ちます。
もしかすると選択した科目によって異なるかもしれませんが、自分が選んだ「工学」区分では、範囲がほとんど同じであり、専門試験(多肢選択式)の勉強は確実に専門試験(記述式)に役立ちました。
そのため、専門試験の勉強だけで、
試験全体の8/15(半分越え!!)
という非常に効率のよい勉強ができるのです。
だからといって、専門試験だけを勉強しても受かることはできません。
なぜなら、足切りがあるからです。
足切りとは、その名の通り、"ある科目が一定点数以下であった場合、問答無用で不合格となる"ことです。
足切りは基礎能力試験(多肢選択式)で最も多いので、注意が必要です。
そのため、基礎能力試験(多肢選択式)において、6割以上点数を取る必要があります。
いくら専門試験のウェイトが高いからとはいえ、基礎能力試験(多肢選択式)を疎かにはできません。
これは高校などの試験に似ています。
たとえ数学で100点をとろうとも、国語が20点であれば追試を免れないことと同じです。
足切りにならない自信が出たなら、勉強すべきは専門試験です。
覚えておいて、損はないです。
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