2016年4月27日水曜日

SIMフリースマートフォンにするために必要なことpart7 SIMを契約する

準備が整ったら、いよいよSIM契約です。

SIM契約にあたっては、以下のものが必要です。

・身分証明書(運転免許証など)
・使用可能なメールアドレス
・本人名義のクレジットカード
・MNP予約番号(音声通話つきならば)
・SIMカードの大きさの把握(店頭で申し込むならスマホの名前を伝えればOKです)

これらを用意して、申し込みに臨んでください。

申し込み方法には大きく二つの方法があります。

・ネット申込
・店頭申込

・ネット申込

ネット申込はすぐにSIMが届かなくても大丈夫な人、手数料を払いたくない人にオススメです。

ネットで申し込む場合、以下のサイトの中から、契約したい会社のサイトに飛んでください。

http://matome.naver.jp/odai/2139013271214522101

そして加入したいプランを選び、必要事項の記入、メール認証等を行ってください。
ネット申込はこれで完了です。
一週間程度でSIMが届くので、それまで待機です。

・店頭申込

店頭申込はすぐにSIMが欲しい人、店員さんに聞きながら進めたい人にオススメです。

ここではBIC SIMをお店で手続きしてもらう場合を書きます。

1. 店頭に行く
BIC SIMの場合、BIC CAMERAの店舗に行き、そのスマホを扱っているフロアに行きます。

2. プランに応じたカードを取る
ここは飛ばしても大丈夫です。
間違ったカードをとっても確認されるので、固く考える必要はないです。

3. レジor BIC SIMカウンターに行く
「このプランの申し込みお願いします」と言うと伝わります。

4. 店員さんの指示に従って、必要事項を記入及びタブレットへの入力を行う
この時MNP予約番号やメールアドレスなどが必要になります。
分からないことがあれば、そのつど聞けることが強みです。

5. 手続きが完了したら、受付表を受け取り、30分程度待つ
もちろん外出可

6. 受け取りに行く

7. 完了!

あとは本体に差し込み、APNの設定をすれば使えます。

少し手数料がかかりますが、分からないことなどがある場合すぐに訊けるので、店頭申込が個人的にはオススメです。

2016年4月26日火曜日

SIMフリースマートフォンにするために必要なことpart6 MNP予約番号をとる

スマホで電話を利用したい場合、「音声通話付プラン」のSIMカードを契約する必要があります。
このSIMを契約すると、当然ながら電話番号が割り振られます。

新しい電話番号にする場合は問題ありませんが、以前使っていた電話番号をそのまま利用したい場合、"MNP予約番号"という番号が必要になります。

このMNP予約番号は、自分の電話番号を保持してくれる番号だと考えてください。
そのため、このMNP予約番号がなければ電話番号を引き継ぐことができません。

MNP予約番号の取り方は、大きく二つあります。

1. 電話をかける

あまり時間をとりたくない、という人にオススメです。

まず、使っている携帯の通信会社に応じて電話をかけます。

au:0077-75470
docomo:0120-800-000
softbank:0800-100-5533

そして、機械的音声に沿って番号を押し(分からなければ、その他にしてすれば大丈夫です)、人の音声に変わることを待ちます。

対応する方から用件を訊かれたなら、「MNP予約番号をとりたい」と伝えてください。
あとは電話応対の方が行ってくれます。

以上で、MNP予約番号の取得は完了です。
途中、暗証番号を求められるかと思いますが、忘れていても問題ありません。
手続きが少し長くなるだけです。

また、スマホが壊れていて画面が見られない人は、予約番号を口頭で伝えてもらい、その番号をメモしておいてください。
MNP予約番号をとっても番号が分からない、という事態になりたくないですしね。

また、MNP予約番号をとろうとするとかなり強く引き止められます
MNP予約番号をとる≒解約することを意味しているためです。

2. 店頭に行く

人と向かい合って話したほうが安心できる、という人にオススメです。
auを使っているならauショップ、docomoならドコモショップ、softbankならソフトバンクショップに向かってください。
そして店員さんに「MNP予約番号をとりたい」といえば手続きしてもらえます。

ただし、電話と同様、MNP予約番号をとろうとするとかなり強く引き止められます
MNP予約番号をとる≒解約することを意味しているためです。

可能であれば、上記の電話による取得がオススメです。


また、docomoであればインターネットによるMNP予約番号の取得も可能です。

My docomo(https://www.nttdocomo.co.jp/mydocomo/index.html)に行く→ログインする→「ドコモオンライン手続き」から、「携帯電話番号ポータビリティ予約」の欄を探し、そこから手続きできます。


ちなみに、MNP予約番号をとっても今使用しているスマホが使えなくなる訳ではありません。
MNP予約番号を使用したときに、スマホは解約され、使えなくなります。
そのため、MNP予約番号を使用しなければ、スマホは使い続けることができます。

ただし、MNP予約番号には有効期限があり、発行した日から14日です。
この14日を過ぎてしまうと、MNP予約番号は失効します。
失効してしまった場合、再発行してください。
再発行しても料金は無料です。

この手続きが最も面倒かと思いますが、これさえ行えば切り替えはすぐにできます。
SIMフリースマホまであと少し!

2016年4月25日月曜日

SIMフリースマートフォンにするために必要なことpart5 メールアドレスの準備

SIMカードの申し込む際には、認証を行うためメールアドレスが必要になります。

もともと使っていたキャリアメール(携帯電話固有のアドレスのこと、@以降にau、docomo、softbankなどが入っているもの)は使えなくなります。

そのため、一つ以上使用可能な(スマホで見ることができるとなお良い)アドレスが必要です。

もしアドレスを一つも持っていない場合、アドレスを作る必要があります。

今回は"gmailアドレス"の作り方を記しておきます。

1. googleのサイトに飛ぶ

https://www.google.co.jp/intl/ja/mail/help/about.html

2. 「アカウントを作成」を選択


3. 必要事項を入力

名前:漢字でもローマ字でも構わないので、自分の名前を打ってください。

ユーザー名:メールアドレス名になります。自分の納得のゆく名前を記入してください。
        ただし、既に他の人と同じメールアドレスになってしまった場合、エラーとなり、変更しなければなりません。

パスワード:メールアドレスを利用するためのパスワードです。
        忘れそうな場合は、紙にメモをしておくとよいです。

携帯電話:記入必須ではないので、記入しなくてもOKです。

現在のメールアドレス:複数メールアドレスを持っている場合、パスワードを忘れたときに通知してくれるので、持っているなら記入したほうがよいです。

ロボットによる登録でないことを証明:画像に移っている数字を半角数字で記入してください。

3. 完成!!

完成したら、作ったメールアドレス名とパスワードを忘れないでください。
あまり使わないから忘れてしまう、という場合はどこかにメモをしてください。

今まで使っていたキャリアメールは使えなくなります。
そのため、キャリアメールを使ってやりとりしていた人に、アドレス変更通知を送ったほうが良いです。

ただし、相手にメールが遅れない場合があります。
なぜなら相手の携帯が自動で迷惑メールに振り分けるようになっていたり、悪ければフリーメールは受信拒否にされている場合があるためです。
この場合、プッツリ縁が切れてしまいます。

そのため、SIMカードを契約する前に、アドレス変更通知を送っておくと吉です。
SIMを契約する前なら、キャリアメールはまだ使用可能なので、相手に確認をとることで対処できます。

以上の理由から、キャリアメールを基本的に利用していた人は、SIMカードを契約する前に、アドレス変更通知を送ったほうがよいです

SIMフリースマートフォンにするために必要なことpart4 バックアップ連絡先偏

前回、画像や音楽の移し方を書きました。

今回は、少々面倒な連絡先の移し方を紹介します。

前のスマホがAndroidでも、iphoneでも、やり方は同じです。

・前のスマホで行うこと(移したい連絡先があるスマホ)

1. 「JSバックアップ」というアプリをダウンロード



2. 利用許諾画面が表示されたら「同意する」、インフォメーションが表示されたら「もどる」

3. 「かんたんデータ移行」を選択

 4. 「データを取り出す」を選択 


5. 「無料プラン」を選択
(もし有料でも構わないなら、有料プランで画像や動画も同時に行うと非常に便利になります)


6. パスワードを入力(忘れないこと!)


7. 完了です!
QRコードが表示されるかと思います。
このQRコードは一週間以内に、新しいスマホで読み取る必要があります。
そのため、QRコードが表示された画面を下にスクロールし、自身のメールアドレスにこのQRコードを送っておくと良いかと思います。


・新しいスマホで行うこと(連絡先を移したいスマホ)

1. QRコードを読み取れるアプリをダウンロード
Playストアで「QRコード」と検索し、表示されたアプリをダウンロードすればよいかと思います。

2. 「JSバックアップ」をダウンロード

3. 「かんたんデータ移行」を選択

4. 「データを取り込む」を選択


5. 「QRコード読み取り」を選択


6. 送信したQRコードを読み取る

7. 完了です!

2016年4月20日水曜日

SIMフリースマートフォンにするために必要なことpart3 バックアップ画像偏

SIMフリースマホにするため、スマホを選び、購入し、SIMカードを選んだなら、次にやることはバックアップです。
バックアップというよりか、新しいスマホに移したいデータの保存です。

今回は画像、音楽の移行方法を説明します。

SIMフリーであれば基本的にOSがandroidのものだと思うので、iphone→androidとandroid→androidの場合に分けてやり方を説明します。

・android→android

この場合、とても簡単です。

1. 前のスマホとPCをつなぐ
2. コンピュータ画面(ウィンドウズキー+Eで開くやつ)からスマホを開く
3. 移したいファイルをコピーする
(デスクトップに「移行用」フォルダをつくり、そこに移したいファイルを貼り付けすると分かりやすい)
4. 新しいスマホをPCにつなぐ

(新しいスマホをコンピュータ画面(ウィンドウズキー+Eで開くやつ)から開くと、多くのフォルダがあるかと思います。そこには「Music」、「Picture」、「Document」フォルダなどなど、「ここに保存してくれ!」といわんばかりのフォルダがあります。ここに名前を応じたファイルを保存すると整理などの際に楽です)

これで完了です。
感覚的にはフォルダをUSBに移すようなものです。
入れたフォルダはスマホが自動的に認識します。

・iphone→android

まずは画像から。

1. iphoneとPCをつなぐ
2. コンピュータ画面(ウィンドウズキー+Eで開くやつ)からiphoneを開く
3. 移したいファイルをコピーする
4. 新しいスマホをPCにつなぐ

android→androidとやり方は同じです。
違うことは、androidと違ってフォルダ分けされていないことでしょうか。

このように画像を移す場合なら問題なく行えますが、音楽を移す際には大変です。

少なくとも現状(2016/04)、iTunesを使ってiphoneからPCに音楽を移すことはできません

そのため、iphoneの音楽を移したい場合、その音楽がPCに保存されている必要があります(移行とはいえませんよね...)。

あるいはフリーソフトを使い、iphoneから音楽をPCに移すことはできますが、使い方が難しかったり、移せる曲数が限られていることが多いです。

そのため、音楽を入れたい場合はPCに保存されているもののみで妥協することがオススメです。
もちろん、これから非常に簡単かつ曲数制限のないフリーソフトが出現するかもしれませんが。

新しいスマホを買ったらまず、見たいファイルをスマホで見るため、始めに移行しておくと良いです。
先延ばしにすると面倒になりますし。

2016年4月16日土曜日

SIMフリースマートフォンにするために必要なことpart2 通信会社選び

前回、スマホの周波数帯について書きました。
今回は、SIMカードを提供している通信会社の選び方について説明します。

前回書いたように、スマホには使用可能な周波数があります。
そのため、まずは使用する機種の使用可能な周波数を調べます。

これは購入した機種をネットで「"購入した機種の名前" 周波数」で調べれば分かるかと思います。

そしていよいよ、SIMカードを購入する通信会社選びです。

選ぶときには、下のサイトを参考にしてください。
http://matome.naver.jp/odai/2139013271214522101

まず、このサイトの"提供回線"の通信会社が利用できるSIMに絞ってください
せっかくSIMを買っても、通信ができないでは意味がありませんからね。

次に、料金を確認してください。
上記のサイトは電話も使えるプランになっています。
もし電話はいらない!という方がいましたら、下記のサイトを参考にしてください。

http://matome.naver.jp/odai/2134519149022720501

このサイトでは電話は使えず、データ通信(ネット)のみのプランになっています。

基本的には上記二つのことを気にすればよいと思います。
そして、その中から自分の気に入った会社を選択してください。

これで基本的に必要な選択は済んだかと思います。
あとは自分のネットの使用量から通信量を選び、また移行するにあたって必要なことをこなすだけです。

ちなみに自分は、「BIC SIM (IIJ mio)」を利用しています。

なぜかというと、通信速度が切り替えられるためです。

一般的に、月々使用可能な高速通信が可能な通信量(1GBとか)が与えられます。
そしてその通信量を越えると、低速通信になってしまいます。



その点、この「BIC SIM (IIJ mio)」は高速通信と低速通信を切り替えることができます。
使いたいときに高速通信を、また仕事中など使わないときには低速通信にすることで、高速通信が可能な通信量を節約できます。

そのため、通常より少ない通信量で済ませられます。
ネットをしすぎて通信量を節約したい!と思う方はこの切り替えも参考にしてください。

2016年4月10日日曜日

SIMフリースマートフォンにするために必要なことpart1 スマホを選ぶとき

毎月の携帯電話料金、高くないですか?

自分は新年早々、大手キャリアの2年縛りのスマホ(スマートフォン)から、SIMフリースマホにしました。
年末にスマホが予兆無く壊れたからなのですが…

大手キャリアに契約しても毎月7千円は越えると判明したので、価格が安いとされているSIMフリースマホに変えようと決めました。

この変更時SIMフリースマホについて何も知らず、色々奮闘した覚えがあります。
SIMフリースマホを利用するにあたり、最低限知らなければならないことを記しておこうと思います。

ただ、全ての情報を書くと長い&自分も整理しながら書けないという事情があるので、小分けにして書こうと思います。

今回は、スマホの利用可能な周波数帯について記します。

これは案外大切なことです。
必ず調べておかなければなりません。
さもなくば、"周波数が合わないためにスマホの通信が利用できない!"ということになりかねません。

スマホには、そのスマホが利用可能な周波数があります。
そして同様、キャリアにも利用可能な周波数があります。

そのため、スマホを選びSIMカードを買っても、キャリアの利用可能な周波数とスマホの利用できる周波数が異なると、"通信できない!"という大惨事になります。

そのため、スマホが使える周波数と、SIMカードを契約しようとしている会社の利用可能な周波数を調べておく必要があります。
これはそこまで難しいことではありません。
例えばdocomoの通信網を利用しているSIMカードを契約する!と考えたなら、その"docomoの周波数利用可能"となっているスマホを買えば大丈夫です。

あるいは、SIMフリースマホを購入してください。
このSIMフリースマホとは、どのような周波数でも利用可能です。
そのため、SIMフリースマホであれば基本的にauの通信網でも、docomoの通信網でも、どれでも利用できます。
具体的には、↓のzenfone 2 laserというスマホです。



ただ、このスマホではsoftbankの通信網は利用できません。
これは問題の異なる技適という問題で…

もしSIMフリースマホにしようと考えたなら、まずは周波数のことを覚えておいてください。

…ただまあ、実際に購入する際には、性能やデザインなど、自分の好みの機種を買ってください。
スマホにあった周波数のSIMを購入すればよいので。

2016年4月9日土曜日

企業による「税逃れ」への対抗策って...?

最近、パナマ文書へ注目が集まっているように思います。

ちなみにパナマ文書とはものすごく単純に言うならば、「会社のある(存在している)国には税金が高いから収めず、税金の安い他国に子会社などを置き、そちらに税金を支払うことにより、税を逃れること」です。

ある国特有の法律を利用して本当に税金を払わない企業もありますがおおまかな認識はこれでいいと思います。

詳しくは以下のリンクが参考になると思います。

 http://editor.fem.jp/blog/?p=675

この「税逃れ」による問題として、「企業がある国で活動しているにもかかわらず、その活動している国に税金が入らない」、ということです。

正直、この問題は全ての国が足並みを揃えて法人税を変えない限り、解決できない問題だと思います。

そこで、ふと解決策を思いつきました。

企業が活動している国に税金が入ればよいので、その企業の活動に連動して税金が入ればよい。
となると、自分としては「消費税」を増額すればよいのではないかと思います。

企業は活動する限り、その地で消費するものに費用は払わなければなりません。
となれば、消費税が有効ではないかと思うのです。
消費税を30%とかにあげたなら、それに応じて企業の払う税金も増えると思います。

もちろん、これには問題があります。
消費税を上げれば、一般消費者、つまり国民の負担が非常に増えるということです。

この解決策は単純に、国民が購入したものは後で還付する、または以前話し合われていた軽減税率を設定することで国民には負担を軽減するなど、国民の負担を緩和する法律を通せばよいのではないかと思います。

大学院に進むべきか

自分は理系の大学院に進みました。
大学院に進んでよかったか、と訊かれると答えはYESです。
大学院に進むか、就職するかで悩んでいる人もいるかと思います。
ですので主観ではありますが、大学院に進むメリット・デメリットを書いておきます。

メリット

・自由な時間が手に入る
・自分の選んだ研究に携われる
・就職が有利

まず、自由な時間が手に入ります。
社会人になると平日は必ず出社しなければならず、通勤時間も含めれば自由な時間は5時間ほどかと思います。
また食事や風呂の時間を含めれば、もっと短くなるのではないでしょうか。
その点、大学院での研究で着実に成果を残せばどの時間に研究をやろうとも問題ない(研究室によります。コアタイムがあったり、研究内容によってはこの限りではありません)ので、自分に合った時間を過ごせます。
また同様の理由から連続した休みや平日の休みもとりやすい(これも研究室によります)ので、空いている時期に旅行に行きやすいです。

次に自分の選んだ研究に携われます。
社会人で研究に携わろうとも人員や予算の都合上、自分の希望が叶わないことは多々あります。
その点、研究室にやりたい研究があり、意志をきちんと表明すればその研究に携われます(これもまた研究室によります)。
やりたいことが高い確率でできる、ということもメリットかと思います。

最後に、最も大きなメリット、就職に有利なことです。
学科によるかと思いますが、企業によっては院生しか取らないところもあります。院生の方が多く採用されることも多々あります。
この理由は院生の方が専門性が身についている、研究のやり方を理解しているからだそうです。
研究室では学部4年と修士2年が就職活動をしますが、毎年、院生が内定をもらえ、かつ名のしれた企業に入る割合が高い傾向がありました。

大きなメリットは以上のことかと思います。
次にデメリットです。

デメリット

・お金がかかる
・研究室によってはカンヅメ状態に
・学会発表、論文提出前は昼夜休日関係なく忙しい


一つ目、大学院に入れば当然のようにお金がかかります。
私立大学院であれば年間100万ほどかかるかと思います。
また出身大学と入学する大学院が異なれば、入学金も必要になります。
大学院に入らなければ学部4年で就職するかと思われるので、稼ぐお金が2年分入らない、と考えると大きな差かもしれません。

二つ目、研究室によってはカンヅメ状態になります。
化学科の進んだ友人の話では、朝9時〜夜9時まで研究室にいることがデフォルトだったそうです。
このように時間に関することは研究室に大きく依存するので、研究室の雰囲気は事前に確認したほうが確実によいです。

三つ目、学会発表や論文提出前は非常に忙しいです。
学生の書いた論文なり発表資料は教授から見ると"なっていない"ことはザラです。
また見直せば見直しただけ、ミスが見つかることもあります。
グラフの見やすさ向上のためデータを取り直さなければならないこともあります。
教授の求めるレベルに辿り着くため、このような訂正などを繰り返していると、かなり多くの時間がかかります。
発表前にはなぜかやることが積みあがり、終電で帰ることも多くなります。

しかしこのようなことが毎日続くことはありません。
忙しくなるのは学会に出ようとしたときか、学会誌に出そうとしたときです。
忙しさに波があると考えてください。

メリット・デメリットはこれだけに留まりません。
どういった生活を送りたいか、支えてもらっているであろう両親の家計を気にしつつ、どの道に進むのかを考えてみてください。

2016年4月7日木曜日

数式における括弧「()」の大きさをあわせるには(tex環境)

自分はtex環境を利用しています。

そのとき、見やすさで困ったことがありました。
数式中の括弧「()」の大きさが、下図のように分数の大きさと合わないことです。


この解決は、意外と簡単でした。
本来、上式をtex環境で書くと、以下のようになると思います。

\exp( -\frac{x^2}{2 \sigma^2})

この()の部分にそれぞれ1コマンド入れることで、解決できました。
左側の括弧を「(」から「\left(」に、
右側の括弧を「)」から「\right)」にすることです。

上式を書き直すと下式のようになります。

\int^{\infty}_{\infty} \frac{1}{2 \pi \sigma} \exp\left( -\frac{x^2}{2 \sigma^2}\right) dx


これですっきりした形になりましたよね。

ぜひ、使ってみてください。

tex equation editorの使い方

以前説明した、windows環境で数式を書きたい際に便利な「tex equation editor」があります。



今回はこの「tex equation editor」の使いかたを軽く説明します。

このツールは図の空白部にtex形式で数式を打つことで、数式を表示してくれます。


例えば正規分布の積分の式を表示するためには、下図のようになります。


この環境はtexのeqnarray環境に数式番号がつかないような形式です。
そのため、\\を数式の後ろに追加することで、数式番号は付属しないものの改行できます。


数式を打つとき、ときおり分からない(調べなければならない)文字や記号があると思います。
このとき、上部の対応する文字をクリックすることで、


その文字(図ではΩ)を追加してくれます。


今まで表示されている数式(画像)、小さいですよね。
この大きさはもちろん変更することができます。

右手の「height」部の数字を大きくすることで・・・



数式(の画像)を大きくすることができます。

他にも文字の色を変えたりもできますが、取りあえずこれさえ知っておけば使い方に困らないと思います。

2016年4月6日水曜日

味覚って…?

食事中、ふと感じたことです。
人の五感の一つ、味覚は存在するのだろうか、ということです。

ある日の食事中、自分は花粉症がひどく、鼻が詰まっていました。
匂いが全く分からないほどです。

その鼻が詰まった状態で食事をしたのですが、味がよく分からなかったのです。

食事中は特に何も思わなかったのですが、リラックスし、ふと考えるとこれはおかしいのではないか、と思いました。

人には五感があると言われています。
視覚、触覚、嗅覚、聴覚、味覚です。
その嗅覚がなくなろうと、味は味覚で感じるはずなので、鼻が詰まろうと変化はないはずです。

そこで次の日、実験をしてみることにしました。
アイマスクをし、鼻をクリップで塞ぎ、何を食べるか自分が把握できない状態で、人に食事を食べさせてもらいました。

…始めにコメを食べさせてもらいました。
が、食感からコメと判明してしまったためか、コメのイメージが想起されてあじわったように思います。
次に玉子焼きを食べさせてもらいました。
これは正直、何がなんだか分かりませんでした。
そのためか、ただただ感触を楽しむだけでした。

他にも色々食べてみました。
舌が感じる触感から食べているものを特定できたときは、そのものがするであろう味がしたように思います。
自分が考えていたものと実際に食べていたものが違うときもあり、そのときは自分が考えていたものの味がしたように思います。

以上ことから、味覚というのは視覚+嗅覚+触覚の合わせ技に加え、過去食べた同じものの記憶が混ざった感覚ではないでしょうか。

感覚的には、視覚:嗅覚:触覚:記憶=4:4:2:1の気がします。
人の五感って実は四感では?と考えたひとときでした。

2016年4月5日火曜日

数式を簡単に作りたいとき(tex環境)

windows環境ですと、wordを使って数式を作るのは面倒です。
かといって、texで行うにはLinuxの環境に入らなければならなりません。
また、コンパイル→pdf化→pdfの数式をスクリーンショットと、非常に面倒な作業があります。

このような手間を省ける、非常に便利なツールがあります。
下図の「tex equation editor」というツールです。



google chromeさえ使えれば利用できます。

この導入は非常に簡単です。

1. google chromeを開く
2. 左上にある、「アプリ」を開く
3. 右下にある、「ウェブストア」をクリック
4. 画面左上にある「ストアを検索」という検索バーで、「tex equation editor」と入力し、エンターキーを押す
5. 「tex equation editor」が検索結果に表れるはずなので、それを画面右手にある「CHROMEに追加」ボタンをクリック
6. 「アプリを追加しますか?」と表示されるので「アプリを追加」ボタンをクリック

これで導入完了です。
後は利用したいときにgoogle chromeを開き、「アプリ」ボタンを押し、「tex equation editor」というアイコンをクリックします。

後は文字入力部に数式をtexで入力するように書けば数式を表示してくれます。

texによるpdfファイルの作り方

自分がtexを初めて使ったとき、どのように文書を作成するのかさっぱり分かりませんでした。
おそらく常識ではありますが、一通りのやり方を記します。

1. texファイルを作る($ emacs ファイル名.tex)
※texファイルは\begin{document}~~(文書)~\end{document}となるようなファイルです。
2. コンパイルする($ platex ファイル名.tex)
3. pdf化する($ dvipdfmx ファイル名.dvi)



これでpdfファイルが作れます。

2016年4月4日月曜日

wordとtex

一般的に、文書を作る際に利用されているのはword(microsoft word)かtexかと思います。
…そもそもtexが知られていないですよね。

texは論文を書く際に結構用いられています。
実際、論文を書く際のテンプレートでは、wordかtexであることが多いです。
このtexとはプログラムのように文書を作る、文書作成ツールです。

このtexが便利なところは、数式を打つときや、目次、図番号、式番号などの変更を自動的に行ってくれるところです。

例えばwordで数式を打つときには、「挿入」タブの「数式」を選んで(下図参照)、


自分が使用するであろう数式の形を選んで、


対応する場所に文字を打つ方式なので、結構面倒です。
加えて、論文を書いている最中に図を消したい!とか、式を入れたい!となったらすべての番号を変えなければなりません。
この作業ってかなり面倒ですよね。

その点、texならばルールに則って式を書くことで簡単に数式を表現できますし、また変更も簡単です。
図や式を消したり増やしたりしても、その番号を自動的に変更してくれます。

…これだけ聞くと素晴らしいツールに思えますが、もちろんデメリットもあります。

・texで文書を作成している途中に、文書がどのように表現されるのか見ることができない(pdf化するまで分からない)
・プログラムのミスが一か所でもあると、文書を作成できない
・融通が効かない(この部分に文字を例外的に入れたい!とかは難しい。加えて人のテンプレートを使った場合、どこを変更すれば良いか分からないことは日常茶飯事)

…これを聞くと使いたくなくなりますね。

自分はそれでもこのtexというツールを利用していました。
数式を多く使うので、wordでは非常に苦労するとのことで、texを勧められ、使うようになりました。
確かに、コマンドなどがサッパリわからない時にはエラーが出るたび頭を抱えましたが、今となっては非常に便利なツールになっています。

もし図を多く挿入したり、数式を多く使うならば、texという職人感のあるこのツール、利用してみてはいかがでしょうか?

2016年4月3日日曜日

忘れっぽいって...?

自分はときおり、「忘れっぽいね」と言われます。
実際、忘れているのでその通りではあるのですが。

昔、一週間分の食事のメニューを覚えている人は記憶力がいい、なんていわれていましたが、果たしてそうでしょうか。
自分はあまりにどうでもよく思えます。
昨日の食事のメニューとか、テレビでやっていたことを覚えていて何になるのか、と思います。

友人の顔はどうでしょうか。
高校時代の友人であれば、一年会わないことはざらにあると思います。
もしかしたら数年あっていないかもしれません。
非常に長い時間が空いていますが、その人の顔を忘れるでしょうか。

自分は忘れません。
その人との思い出は、非常に大切なものだからです。
他にも、自分が仕事で必要としているスキルや、大学時代に研究したこと、旅行で遊んだことも、時が過ぎようとも覚えています。

自分にとって必要あるいは大切なことはよく覚えています。
逆に、自分にとってどうでもいいことはすぐに忘れます。

であるならば、一週間分の食事のメニューを覚えている人は記憶力がいい、というのは誤った表現ではないかと思います。
自分にとってその事柄がどれだけ重要であるか、これこそが記憶するか否かを決定しているのだと思います。

自分の中で重要なことは年を経ても忘れない。
どうでもいいことはリソースの節約のため、忘れる。

記憶力なんて測れない、と自分は思ったのでした。

大学における学科の違い

自分は家庭教師のアルバイトをしていました。
その際、大学受験の子を見ることもありました。
その子はどの学科が良いのか、かなり迷っていました。

これといってやりたいこともなく(自分もそうでした)、どのような職に就きたいかも未定だった(決まっている人のほうが珍しいですよね?)ため、自分に相談されました。
そこで自分は友人のツテ等々を頼り、学科ごとにどのような生活を送るのか聞きました。
話を聞いた人による主観的な話ではありますが、理系学科についてざっくりまとめてみました。
文系については分かりません・・・

大学及び大学院における忙しさ

数学<経営≦情報≦建築<<電気<機械<化学

主観が入っているので、異なるかもしれません。
あくまで参考にとどめてください。

左から順に説明します。
数学科は、理系学科における文系学科、と呼ばれ必要な単位はほとんど一般科目であるため授業は楽、卒業論文もかなり楽という楽さで判断するならばダントツです。ただし、大学院に進むことは難しいようです。

経営(工学)科は、統計が主であり、軽いプログラミングができれば卒業可能。実験もなく、のんびりした雰囲気で卒業できるそうです。数学科と同じく、大学院に進むことは難しいようです。

情報(工学)科は、プログラミングさえ出来れば授業は楽、卒業論文も苦労はしないとのことでした。大学院に進む人も半数程度いるらしいです。大学院生活も学会前などを除いてのんびりした空気だそうです。基本的にパソコン一台あればできる研究であるため、毎日学校に来る必要も無く、また家でも研究ができるそうです。

建築科は、実際に図面を基に立体の家を作ったりすることが楽しければ終始楽しいらしいです。建築家になりたい、という確固たる夢があるならば必ず入るべきかと思います。

電気(・電子/工学)科は、電気回路などハードを扱う実験が入り、忙しくなります。週に一回実験があり、またそのレポートを次の週には書かなければならない、というノルマが課せられます。授業も一般科目より専門科目(その科特有の科目。一般的に難しい)が多く、きつめ。大学院に進む人は半数を越えます。研究室は忙しい傾向にあります。また研究室によっては企業との共同研究が行われることもあります。

機械(工学)科は、電気科と同様に、ハードを扱う実験があり、かなり忙しいです。大学院に進む人はかなり多いです。研究室も忙しいそうです。

化学科は、電気、機械より突き抜けて忙しいそうです。実験が週に一度はあり、また化学反応をみることが多いため、反応の始まりから終わりまで観察することがあります。そのため非常に時間がかかり、また書かなければならないレポートの分量も多いそうです。研究室に配属された場合、基本的にコアタイム(研究室にいなければならない)時間が決まっており、かなり長い時間拘束されるそうです。大学院に進む人は8割ほどおり、またコアタイム及び反応時間による影響か、非常に長い時間、研究室にいることになるそうです。夜遅い時間まで電気がついていることが多い学科でもあります。

・・・と、ここまでは純粋に忙しさのみで語らせてもらいました。
これだけ見ると電気科以降は入りたくないですよね・・・

しかしもちろん、忙しいならば忙しいなりにメリットはあります。
就職のしやすさがそれにあたると自分は思っています。
ここからはもう一つの観点、就職のしやすさについて話します。

大学及び大学院における就職活動の楽さ

化学<機械<電気<建築≦情報≦経営<<数学

こちらも主観が多く入るため、参考程度にとどめてください。
忙しさを左右反転させたものだ、と考えてOKです。

また、左から順に説明します。
化学科は、日ごろの研究の忙しさからか、ブラック耐性(辛いことへの耐性)が身につくためか、非常に就職が楽です。よほど下手なことをしなければ、ほとんどの企業に受かるそうです。もちろん、化学に関連した企業を受けない場合はこの限りではありません。

機械(工学)科は、化学科と同様、ブラック耐性が身につくためか、非常に就職が楽だそうです。

電気(・電子/工学)科は、機械・化学ほどではないものの、就職は楽だそうです。

建築科はすみません、情報が得られませんでした。

情報(工学)科は、就職が少し大変だそうです。就職する企業はSE系やネットワーク、ソフト関連などに集中するそうです。このような企業は電気、機械、化学系でも受かります

経営(工学)科もすみません、情報が得られませんでした。

数学科は、就職がかなり大変だそうです。就職先が教員・銀行の二つに大きく限られるらしく、また落とされることも多いとのことで、多く苦労するそうです。

・・・いかがでしたでしょうか。
これらの話は主観が多く入っているので、本当に参考程度にとどめてください
このような発言に惑わされず、やりたいことがあるならばその意見を優先し、その学科を受けたほうが良いです。

もし、「やりたいことが見つからない!」という人は、上の意見を参考にしてくれると良いと思います。
それでも迷ってしまう人に勧めるのは、"電気電子情報工学科"のように、複数の科目が混在している学科を受けることです。
このように複数の科目が入った学科は、その科目全てを学びます。
そして3,4年次に、専門科目を選択するかと思われます。
そのため1,2年に学んだ後にどの道に進むのか判断できるため、じっくり考えることができると思います。

もし大学を受験する際に、参考にしていただけると嬉しいです。