民間企業への就職活動が春頃終わることに比べ、公務員への就職活動は8月になるまで終わりません。
8月までなにするの、と言われても8月に採用試験が始まるのでそれまで待つしかない、ということなのですが。
時期だけでなく、公務員の就職は民間企業と大きく異なることがあります。
一つが年齢制限があることです。
例えば霞ヶ関で働くエリート、国家総合職になるのなら29歳までです。
地方上級公務員も29歳までです。
この年齢を越えると、問答無用で公務員になる資格を失います。
二つが学科試験が必ずあることです。
民間企業の受験ではSPIなどのWebテストが主でした。
しかし公務員の受験では、大学受験と同じように、厳格な試験が行われます。
地方公務員試験は高校生レベルの試験、国家公務員試験は大学生レベルの試験となっています。
公平に能力を判断するため、このような試験は必須となっています。
今回は公務員に就職することについてまとめます。
公務員といっても、ひとくくりにはできません。
公務員といっても国家総合職であったりとか国家一般職であったりとか自衛隊であったりとか捜査官であったり、多岐にわたります。
今回は大卒の方をイメージして、国のために尽くす国家公務員(国家総合職)、都道府県あるいは市町村に絞った地方公務員(地方上級)についてまとめます。
~国家公務員~
・基本忙しい
終電帰りやタクシー帰りは当たり前、泊まることも非常に多いそうです。
しかし残業代はほとんどでません(みなし残業です)。
特に新人時代はきついと聞いています。
・仕事のスケールが広い
新人であっても大企業の社長と話すこともあるそうです。
民間企業では考えられないかもしれませんが、上の立場の方や、日本国内だけでなく世界の
・異動が二年に一回ある
国家公務員には、異動が必ずあります。この時働く場所が変わる可能性が非常に高いです。
そのため、転勤する確率が高いものとなっています。
~地方公務員~
・一般的に楽
これは仕事によって大きく分けられます。
そもそも事務系と技術系で大きく分かれます。
事務系であれば完全に部署に依ります。
技術系であればインフラ管理が主な仕事と思われるます。
そのため残業はほとんどないですし日々忙しいことはないでしょう。
ただし、三交代制で働く可能性もあるため、生活サイクルが厳しいこともあると思います。
・仕事のスケールは狭い
属している都道府県、あるいは市から外にでることはめったにありません。
同じ仕事ばかりということもあるそうです。
・転勤は都道府県内、あるいは市町村内ならありうる
地方公務員とはいえ、異動はあります。
ただし、その幅は狭いです。
とはいえ、同じ県の北から南に行くのでは引越ししなければならないでしょう。
他にも特徴は多々ありますが、就職する上で考えることはこれくらいではないでしょうか。
給与は入るところにより大きく異なるので省きましたが…
いずれにせよ、受けたいと思った公務員であれば、民間企業と同様、説明会への参加や先輩に話を訊くべきです。
入ってからでも遅くはありませんが、正しい判断をするなら早いほうが良いに決まっています。
時間のあるうちに、どのような生活をしたいのか、それを念頭において選択をしてください。
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