2016年6月12日日曜日

「カッシーノ」って...?

カジノに関して、新しい話題が盛り上がっていました。

カジノを「カッシーノ」と呼ぶことで、クリーンなイメージにしてゆこう、という趣旨でした。

" カジノは裏カジノや依存など悪いイメージが定着してしまった。そんな悪いイメージを取り払うためにカッシーノという言葉を提唱しようというのだ。それを提唱しようとしているのが電通で、既に商標出願済み。"
"カッシーノにより悪いイメージだったのが、「軽快」「優しさ」「リゾート」「オシャレ」「ファッショナブル」とイメージががらっと変わるという。カッシーノは合法なCasinoのみを指しており、クリーンさをイメージしているという。"
http://casino-ir-japan.com/?p=13015


このニュースについて思いをめぐらせていました。
"カジノをカッシーノとしたところで本質は変わらないし、定着するとは思わない"
"話題作りとして批判されるような提言をしたのではないか"
と、批判めいたことを考えていました。

しかし、落ち着いて考えてみると、おかしいのではないかと思い始めました。

なぜなら、

「カジノを日本に導入するか」
「しないか」

という議論から、

「カジノの呼称をカッシーノとするか」
「しないか」

といった問題や、

「”カッシーノ”なんて定着するはずがない」
「自社でその商標を押さえて金を取ろうとしている」

といった裏で電通のやり方を批判するような意見にすり替わっていたからです

そもそも日本にカジノを導入するかしないかで議論されていたと思います。
それがいつの間にか、"カジノを導入した前提"で、話されています。

呼称のイメージを気にするのは、カジノが身近にあるからこそでしょうし、特許をとってお金をとることができるようになるのも日本にカジノができてからでしょう。

それがいつの間にか、当然のように日本にカジノができてからの問題が話されているように感じました。

ちょっと過剰に考えているだけならいいのですが...

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