2016年10月9日日曜日

九份への行くときのバス停が変わっていたfrom忠孝復興駅

先日、台湾に行ってきました。

台湾といえば千と千尋の神隠しの舞台に似ていることで有名な、九份(きゅうふん)があります。
台湾に行くたび、この九份に行って雰囲気を楽しんでいます。
九份に行くときはいつも、忠孝復興駅からバスに乗って向かいます。
乗り換えがなく、また座席に座り続けられるので、休憩の意味も込めて、このバスを利用しています。
1062便です。

このいつも使っているバスなのですが、乗り場が微妙に変わっていました
下の写真にある、



〜公園(始めが読めない)からの出発に変わっていました。


地図でいうと、



このような位置に変わっています。


大して位置は変わっていませんが、〜公園(始めが読めない)に変わったと言われても土地勘も文字も読めない自分は始めパニックになりかけました。
具体的にどこに移したのか、その場所も絵で書いて欲しいものでした。

少し離れているだけでもどこかなんてわからないですよね。

九份に忠孝復興駅からバスに乗って行くときは、少し注意してください。

2016年8月21日日曜日

公務員試験への準備part12(人物試験)

記述式の専門試験、政策論文が終わると、二次試験の一日目は終わりです。

二次試験の一日目にハガキくらいの大きさの紙を渡されます。
これは二次試験の"二日目"、人物試験の案内です。

人物試験は公務員の庁舎で行います。

この人物試験は面接です。
民間企業で面接を受けたことがあるならイメージしやすいと思います。
面接官3人に対し、受験者1人の面接です。

面接にあたっては"面接カード"が必要です。

この面接カードは民間企業の就活でいう、"ES(エントリーシート)"です。
ここに書くべき内容は、

1. 学業や職務において力を入れたこと
2. 社会的活動や学生生活において力を入れたこと
3. 日常生活その他において力を入れたこと
4. 志望動機
(希望する官庁)

です。

文字数の指定はないので何字でも構わないのですが、文字は大きめに書くべきです。
小さく書いても悪くはないと思いますが、小さく書くと読む面接官の方も大変です。
面接官の方は休みなく、ほんの数分で面接カードを読み、面接を行います。
内容はざっくり書くほうが心象がよいと思われます。

この面接ではあまり違いが出ないといわれています。

面接は偏差値評価です。
すなわち、すごく上手い人(A判定)、上手い人(B判定)、普通の人(C判定)、許容範囲(D判定)、問題あり(E判定)と分かれています。

"普通"であるC判定は、割合的に最も大きいです。
"問題あり"であるE判定は、ほとんどの人がなりません。
聞いた噂によると、"目の焦点があっていない人"や"常に落ち着きのない人"といった危ない人をはじくためにあるそうです。
これにひっかかることはまずないといってよいでしょう。

すごく上手い人であるA判定は、元営業の人がなる場合が非常に多いといわれています。
このレベルを目指すには、内容を精査するだけではなく人前で話す経験も必要でしょう。
そのような能力、数日では身につかないと思われます。

そのため、最低限のレベルを越えたなら、それ以上の努力はいらないと思われます。
…とはいえ、残りの試験はこれだけなので力を入れるべきですが。

最低限やるべきことは、非常に少ないです。

・面接カードに書いた内容を覚えておくこと
・面接カードに書かれた内容より深く訊かれることを想定する

これくらいです。
民間企業の面接と異なり、この時の面接は非常に簡単です。

基本的に面接カードに沿って訊かれます。
ですが一人当たり15分という面接時間のためか、訊かれることは非常に少ないです。
また情報が面接カードからしかないため、それ以外のことを訊かれることはほとんどありません。

そのため
・面接カードに書いた内容を覚えること
・質問想定集を用意すること
が大切です。

この面接に関しては落ち着いて、訊かれたことに答えることができれば問題ありません。

これで国家公務員総合職試験は終わりです。
これらの情報を役立ててもらえると幸いです。

2016年8月16日火曜日

公務員試験への準備part11(政策論文試験)

二次試験の記述式専門試験を終え、非常に長い昼休みを終えると、政策論文試験です。
この政策論文試験は知識を詰めそれを応用して答える、試験とは異なります。

名前の通り、論文を書く試験となっています。

2時間の時間が与えられ、一つのテーマに関してA3の紙に論文を書きます。

普通の小論文を課される試験では、テーマだけを与えられて、文章を書きます。
しかしこの国家公務員試験における政策論文試験では、三つの資料が与えられています。

この三つの資料を読み取って、与えられたテーマに関する論文を書く、という試験になっています。

この政策論文試験で重要なことは、論理的に文章を書く力のみです。
これ、結構重要です。

その与えられたテーマに関する知識はあまり重要ではありません。
自分の意見はもはや邪魔で、思い入れがあろうとも押し込めなければなりません

なぜならこの政策論文試験で重要なことは、与えられた資料から、論理的に論文を書くことだからです。

この論文試験では、その論理力を見られているといえます。

そのため、この論文試験では大まかに以下の流れで文章を書くことになるかと思います。

1. 資料を読む(英語の資料も含みます)
2. 論文の構成を決める(賛成か、反対かといったことや、どのような情報を書くかなど)
3. 本番の用紙に文章を書く

また、この論文試験では注意書きなどされていないものの、一定量文章を書く必要があります
具体的にどこまで、ということはできませんが、裏ページまで書ききれば問題ないそうです。

この論文試験、論文なんて対策のしようがない、という理由で知ろうとも知らない人がいます。
求められている力が"論理力"であることを知るだけでも、大きな価値になります。
また、対策する人も比較的少ないです。
一度本番さながらに論文を書いてみるだけでも、他の人と大きく引き離せるのではないでしょうか。

理系にとっては、文章を書くことが苦手かもしれません。
しかし、論理力に関しては負けていないと思います。

これも対策すれば一定のラインは越えられるので、友人に見てもらうなどし、論理的に書けているかなどチェックしてもらうことが大切です。

まとめると、論文試験で重要なことは二つです。

・A3の用紙の裏面まで文章を書く
・資料を用いた論理的な文章を書く

少なくとも、この二つだけは意識して、試験に臨むようにしてください。

2016年8月15日月曜日

公務員試験への準備part10(専門試験、記述式への対策)

性格試験が終わったならいよいよ記述式の専門試験です。
これが国家公務員総合職試験という全体の、三分の一を占めています

今回は自分が受けた試験区分と同じ、"工学"であろうとも、ほとんど役に立たないです。
この記述式の専門試験は本当に自分の専門分野のみ、解けばいいからです
ですので、電気の人は非常に参考にして欲しいです。
他の分野の人は軽く聞き流してください。
この違いはどうしようもないですよね。

大問が29問あるのですが、この中から2題、選択して問題を解きます。

問題形式は、ある分野に関する大問が一つ与えられ、その中に小問がいくつかあるような形式です。

問題数が少ない割に試験時間が非常に長いです。
すなわち、一つの問題にかける時間が非常に長くなっています。

過去問を完璧に解けるようになったからといって、その年の問題が解けるとは限りません。
同じ電気分野といえども、電気の中で更に専門性が細分化されています。
…これら全てを一応学んではいるので、できる前提ではあるのですが。

どのように問題が出されているのか、毎年の傾向から"ヤマ"を張るのはいいと思います。
ただ、過去問だけを勉強しては意味がありません。
電磁気学、電気回路の分野に限っていうならば、
キルヒホッフ方程式、回路における微分、方程式、共振周波数、ラプラス方程式、トルク、四端子対回路、コンデンサ、真空中における電荷、影像電荷、コイル…などなど、数多くの分野に分かれます。
当たり前の話ではありますが、過去問だけができても意味はないので、広く勉強してください。

この記述式の専門試験では、今までの多肢選択式の試験とは大きく異なる点があります。
それは、成績評価が"偏差値"であることです
たとえ問題が全然解けなくとも、周りの人も同じく解けなければ、そこまで悪い評価にはならないのです。
他の人より出来がよければ、点数が高くなるのです
やること、準備することは勉強し一問でも多くことです。
試験当日、できない、と諦めるのは早計です。
できないからといって落ち込むのではなく、少しでも点が稼げるよう、部分点だけでも取りに行く努力が大切です

また、この試験は記述式です。
解答が間違っていたとしても、部分点がもらえる可能性があります。
解答欄を"できない"といって白紙にするのではなく、公式など、足がかりとなるような記述ができるのであれば、必ず書いてください

…と、ここまでは全体に対して言えることを書きました。
ここからは電気の人限定になると思うので、どうでもいいと思える人は読み飛ばしてください。

自分が選択した科目は、
・電磁気学、電気回路
・電子工学
の二科目です。

使った参考書は以下です。



この参考書はおなじみの国家公務員試験対策の参考書です。
これでは試験問題のような大問がないので、加えて大学での参考書を使いました。





これに加え、大学での試験も解き直しました。

教科書の内容全てを勉強はしていません。
過去問を分析し、出そうな分野を勉強しただけです。
特に電子工学では、問題になりそうにない分野についても多く書かれています。

一ヶ月の猶予があるとはいえ、その間全力で駆け抜けることは辛いです。
であれば、過去問を分析し、どの分野から問題が出題されそうかを大まかに予測して、多少は範囲を区切って勉強してください。

2016年8月14日日曜日

公務員試験への準備part9(二次試験の概略&性格検査)

一次試験に受かったら、一週間ほどして合格通知ハガキが送られてきます。
これがくるまでの一週間、試験は難しかったし解けない問題があったし受かるか不安です。
そしてハガキがくると、ドキドキです。
これを開くと、否が応でも合否を知らされてしまいます。
そして覚悟が決まり、通知ハガキを開きます。

合格の二文字があり、次の試験日程が書かれていると、合格です。

そうなると舞い上がり、自分は間違ってなかった、と喜びにあふれたものでした。

これがきたなら、油断しなければ合格は目前のはずです。
正直なところ、この一次試験を通ることができれば合格できると思います。

一次試験から二次試験まで一ヶ月あります。
この期間にきっちり対策をすれば問題ないはずです。

大卒程度の二次試験では、三つの試験を受けます。

・性格検査
・専門試験(記述式)
・政策論文試験

これら三つの試験です。
これら三つの試験を、一日で行います。

専門試験は一番体力を使います。
ですが専門試験後、政策論文試験があります。
お昼休みを挟むので、この隙に体力を回復して、政策論文試験に臨んでください。

試験範囲は自分の専門試験と政策論文試験の二つなので、一気に狭まります。
たとえどちらもやったことがなくとも、一ヶ月あれば確実にどうにかなります。

ただし、一つ注意があります。
最も辛いであろう一次試験で燃え尽きないでください。

ここで踏ん張れば、二次試験に受かります。


試験当日、まず受ける試験は"性格検査"です。

これで落ちるのはもったいない…というよりか、NGワードを必ず避けてください

これは民間企業の性格検査とは趣が大きく異なります。

この性格検査は、性格に問題のある人を落とすための試験といっても過言ではありません。

「毎日死にたいと思う」
「自分は特別な存在だと思う」
「誰かが監視しているように思う」

…など、明らかに「はい」と答えてはならない答えを「いいえ」と答えれば問題ありません。

この性格検査の十五分を越えると、試験の3分の1を占める専門試験です。
ここからが本番です。
次回から、この本番の試験の対策を話していきます。

2016年8月11日木曜日

公務員試験への準備part8(専門試験、多肢選択式への具体的な対策~専門科目~)

今回の記事で公務員試験一日目の科目が全て終わります。
基礎能力試験、専門試験と非常に長い一日になるかと思います。
おそらく最後に解くであろう、この専門科目を解き終わると、机に向かい頭を振り絞る時間から解放されます。
頭をフル回転させているため、疲れが溜まりますが、ここで気を抜いたら終わりです。
特に得点を取りやすい分野ですので、踏ん張りが必要です。

専門試験の後半、専門科目の具体的な対策を説明します。

今回も専門科目により対策は大きく異なると思うので、自分の分野"工学:電気系"の人に向けた対策です。

まず、専門分野全体におけるルール説明です。

この専門分野は問題を選ぶことができます

工学、と一言にいっても専門分野が多岐に分かれているからでしょう。
そのためか、その多岐に分かれている専門分野が全て載っている問題冊子を渡されます。

そして、その専門分野から自分の得意な分野を選んで解答することとなります。

ただし、選ぶといっても制限があります。
選べるのは6科目までです。
そのため、専門分野の中から簡単なものだけを選んで解く、という戦法は利用できません。

選んだ6科目30問の中から、20問解く必要があります

この選ぶべき6科目は、"これ"という王道パターンはありません。
自分の目で問題を確かめ、"できる"と確信した問題を解いてください。

自分は何を解いたのか、書き記しておきます。

自分は電気系でしたので、当然ながら電気を中心に問題を解きました。

~力を入れて対策した科目~

・電気工学
・電磁気学
・電子工学

これらの科目は二次試験でも選択すると分かっていたので、重点的に対策しました
(二次試験では電気工学と電磁気学が一つの大問でまとめられています)

二次試験で選択すると分かっている科目は、きっちり勉強すべきです

この時利用した参考書は以下です。



これは二次試験でも当然ながら役立ちます。

これら三つの科目は、15問中13問は解こうと決めていました。


~そこそこ勉強した科目~

・計測工学、制御工学
・情報工学(ハードウェア)

そこそこ勉強した、とはいえ、落とすことはできないので、結構勉強しました。
大学における制御の授業や情報の授業から、親和性が高かったため、これら二つの科目を選択しました。

これらの二つの科目は、10問中5問は解こうと決めていました。


~あまり力を入れなかった科目~

・工学基礎実験
・基礎化学

ここで点数を稼ぐ意識はあまりありませんでした。
ですが、どの分野でもいえることですが、始めの一・二問目は簡単であることが多いです。
実際、"昔実験でやったなぁ"とか、"大学受験でやったなぁ"という問題が出ています。
そのことをあてにして、10問中2問程度解こう、と考えていました。


もちろん、解こうとした問題数は目安です。
試験問題の中にはものすごく難しく、解けそうにもない問題は必ずあります。
その場合は諦め、別の簡単な問題を解くべきです。
…それでも、回答数が足りず、そのような問題にもチャレンジせざるを得ないのですが。


もし、大学の授業で"ほとんどの科目を勉強したことがない!"という場合は、点数の取りやすい科目か、大学受験とかぶっている科目を勉強してください。
オススメは以下です。

・基礎化学
・技術論
・熱力学、熱機関
・環境工学、衛生工学

といったところでしょうか。
これだけではもちろん足りないので、得意そうな分野を増やしてください。

2016年8月9日火曜日

公務員試験への準備part7(専門試験、多肢選択式への具体的な対策~工学の基礎~)

part7まで書いても、まだ国家総合職試験としては一日目。
結構長いですね。

今回は基礎能力試験と同様、具体的にどのような対策をしたのかを書きます。
とはいえ、ここから先は自分が受けた区分と同じ、"工学"の人が参考になるかと思います。

そのためこの専門試験については、まず過去問を入手することが大切です。
そしてその過去問を一通り解き、どのような勉強をすべきか、ざっくり決めます。
あとはその専門分野を学んできた、自分の知識を信じて参考書などを買うなり勉強するなりしてください。

工学区分で受けようとする人は、ぜひ参考にしてください。
この方法で自分は試験を通ったので、役には立つはずです。

まずは工学区分の専門試験前半、"工学の基礎"について書きます。
この工学の基礎は解くべき問題数が40問中、20問を占めています
また問題を選択できないので、工学区分で受ける限り数学と物理からは逃げられません。
したがって、無視は全くできません。

この工学の基礎は数学、物理の分野から出題されます。
この二教科のみなので、これで20問も取れる、と考えれば非常にお買い得です。

使った参考書は以下です。


基礎の知識は大学受験のもので十分です。
しかし、その応用力は大学受験では済みません。

確かに基礎知識は大学受験のものです。
ですが、問題の難しさが桁違いです。

全部が全部難しい問題ではないのですが(ものすごく簡単な問題もあるのですが)、この参考書の問題が7割解けるほど勉強するのは有効かと思います。

年々、この専門試験(多肢選択式)は易しくなっている傾向があります。
そのためここまで恐れることはないかもしれません。

ですが、得点になりやすいこの分野で、点数を稼いでおくのは戦略として正しいと思います。
この参考書を最後まで解くだけでも、かなりの力になります(とはいえ、この参考書は非常に分厚いのですが…)。

点数配分が3/15と基礎能力試験より1.5倍あります。
もしこの第一次試験を受ける前に、微妙な空き時間があるならば、この専門試験の工学の基礎を勉強してはいかがでしょうか?
大学受験で経験しているぶん、読みやすさがあるので有意義に時間が使えるかもしれません。