今回の記事で公務員試験一日目の科目が全て終わります。
基礎能力試験、専門試験と非常に長い一日になるかと思います。
おそらく最後に解くであろう、この専門科目を解き終わると、机に向かい頭を振り絞る時間から解放されます。
頭をフル回転させているため、疲れが溜まりますが、ここで気を抜いたら終わりです。
特に得点を取りやすい分野ですので、踏ん張りが必要です。
専門試験の後半、専門科目の具体的な対策を説明します。
今回も専門科目により対策は大きく異なると思うので、自分の分野"工学:電気系"の人に向けた対策です。
まず、専門分野全体におけるルール説明です。
この専門分野は問題を選ぶことができます。
工学、と一言にいっても専門分野が多岐に分かれているからでしょう。
そのためか、その多岐に分かれている専門分野が全て載っている問題冊子を渡されます。
そして、その専門分野から自分の得意な分野を選んで解答することとなります。
ただし、選ぶといっても制限があります。
選べるのは6科目までです。
そのため、専門分野の中から簡単なものだけを選んで解く、という戦法は利用できません。
選んだ6科目30問の中から、20問解く必要があります。
この選ぶべき6科目は、"これ"という王道パターンはありません。
自分の目で問題を確かめ、"できる"と確信した問題を解いてください。
自分は何を解いたのか、書き記しておきます。
自分は電気系でしたので、当然ながら電気を中心に問題を解きました。
~力を入れて対策した科目~
・電気工学
・電磁気学
・電子工学
これらの科目は二次試験でも選択すると分かっていたので、重点的に対策しました。
(二次試験では電気工学と電磁気学が一つの大問でまとめられています)
二次試験で選択すると分かっている科目は、きっちり勉強すべきです。
この時利用した参考書は以下です。
これは二次試験でも当然ながら役立ちます。
これら三つの科目は、15問中13問は解こうと決めていました。
~そこそこ勉強した科目~
・計測工学、制御工学
・情報工学(ハードウェア)
そこそこ勉強した、とはいえ、落とすことはできないので、結構勉強しました。
大学における制御の授業や情報の授業から、親和性が高かったため、これら二つの科目を選択しました。
これらの二つの科目は、10問中5問は解こうと決めていました。
~あまり力を入れなかった科目~
・工学基礎実験
・基礎化学
ここで点数を稼ぐ意識はあまりありませんでした。
ですが、どの分野でもいえることですが、始めの一・二問目は簡単であることが多いです。
実際、"昔実験でやったなぁ"とか、"大学受験でやったなぁ"という問題が出ています。
そのことをあてにして、10問中2問程度解こう、と考えていました。
もちろん、解こうとした問題数は目安です。
試験問題の中にはものすごく難しく、解けそうにもない問題は必ずあります。
その場合は諦め、別の簡単な問題を解くべきです。
…それでも、回答数が足りず、そのような問題にもチャレンジせざるを得ないのですが。
もし、大学の授業で"ほとんどの科目を勉強したことがない!"という場合は、点数の取りやすい科目か、大学受験とかぶっている科目を勉強してください。
オススメは以下です。
・基礎化学
・技術論
・熱力学、熱機関
・環境工学、衛生工学
といったところでしょうか。
これだけではもちろん足りないので、得意そうな分野を増やしてください。